2012.3.17

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都会の明かりにより姿を消してしまった星達は,
現代社会において私達が無意識に封じ込めてしまっている感情にも似ている.
世の中に溢れる欺瞞に満ちた美しい言葉でただ上面を撫でるのではなく,
暗闇の中に確かに存在しているが,目には映ることのない星達のように,
私たちが目を背けてしまっている人間の奥深くにある感情を受け止め,表現していくことを目指す.
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↑これはバンド名である"blackstar"の由来を昔、言葉にしたもの。
金子みすヾさんの「見えない星」という詩では、
星の奥にも見えない星があって、
そこには、お供が多いけれど本当は一人が好きな王様や
みんなに見られる商売だけど本当は隠れていたい踊り子の
「たましひ」があるといっている。
 
「星降るような空を創造したい」と描いたという、私の好きなゴッホの「星月夜」。
ゴッホは、
「夜空の星を見上げていると夢見心地になる。
それは地図の村や町を表す黒い点を見てあれこれ夢想することに似ているが、
夜空の星には地図の黒い点のように近づくことはできない。
自分たちは死ぬことで星に到達する」
といったことをいっている。
 
ビルの明かりやネオンで見えなくなってしまった星達。
見えないけれど、それは確かに存在して、光を発している。
遥か遠く、とてつもない距離を、とてつもない時間をかけて、
地球までその光を届け、存在を表している。
 
明るい夜を作り出し、
夜空を見上げる時間を持てなくなってしまった私たちの目には、
届かないけれど。
 
私たちの生きている世界や心の、
暗闇にまぎれてしまった、隠してしまった "blackstar"(見えない星)
たとえ見えなくてもその存在を信じ、探し、目を凝らして見つめ、
私たちは表現していきたい。
だからバンド名は "blackstar"
 
そしてこの度、ずっと考えていたblackstarのスタジオの名前が決まりました。
"studio planet"
ホルストの組曲「惑星」のように、
様々な色の曲をここから産み出していきたいと思います。
 
aoi
blackstar