2009.4.22

世界中の人がみんなで歌うとしたら、それはどんな曲がいいだろう。
これは私の妄想の中のひとつ、
「世界中の人が同じ時間に同じ曲をみんなで歌ったとしたら、戦争や無意味な争いはなくなるのではないか」
という問いから派生したもの。
もちろん時差もあるし、それは夜中だったり朝だったり仕事中の真昼間だったりするだろう。
ある国ではいつもは昼まで寝てる若者たちがありえないくらい早起きをして、
まだ薄暗くひんやりとした公園に期待に胸を膨らませて集まり、
またある国では商談中のビジネスマンたちが
「おっ、そろそろですな。いやぁこの日のために久々に歌詞を覚えて風呂の中で歌の練習なんてしてしまいましたよ」
と立ち上がり、
またある国では体育館に集まった小学生たちが
これがすごく歴史的なこととも知らず、
ただみんなで集まって歌を歌うことととただならぬ空気に興奮してキャーキャー騒ぎ、
またある国では「長生きしていればこんなこともできるんですね」と
老夫婦が静かにひとつの歌詞カードを見つめそのときを待ち、
またある国では小さな子どもが眠いといってもうソファで目をこすり、
お母さんが「世界のみんなで今からするんだよ。歴史に残る大イベントなんだよ。だからもうちょっと頑張ろうね」
と言って頭を撫でる。
そしてそのとき。
子どもも大人もお年寄りも白人も黒人もムスリムもクリスチャンも仏教徒も・・・
世界のすべての人々が一斉に空気を吸い同じ一音を発する。
メロディーがつながる。
ハーモニーが広がる。
地球がひとつの音楽に包まれる。
もしそれが叶ったら、きっと私は絶対に涙が溢れて止まらないだろう。
どんな宗教の違いも国家間の思惑も超えて、
一生顔を合わせることのない遠い国の人たちとも
「あのとき一緒にあの曲を歌った人だよね」と親しく思える。
そんな仲間たちに爆弾を落とすなんて絶対に出来ない。
という話をmiyamotoさんに話すと
「それ凄くいいよ。なんで国連はそういうことしてくれないんだろうね」と言ってくれた(笑)
・・・もちろんこれは私の妄想で。
きっと実現するとなると、
どの言語の歌詞にするだの、
その歌詞は不適切だの、
誰の作曲にするか選考するだの、
どのレーベルにその曲の利権があるだの、
経済的損失を考えるとうちの国でそんな時間になるときにはやりたくないだの、
悲しいくらいに現実が溢れ出ることだってわかっている。
そんなこと想像したくもない。
でももしそんなことが出来たらな、と妄想するだけでも
何だか少し穏やかな気持ちになれる。
aoi
 

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