voice

voice from inyou

『inyou(イニュー)』 私たちの新たなバンド名について

”様々な感情と風景を思い起こす音楽
それは、あなたのものでも、私のものでも、誰かのものでもある”
自分達の音楽に込めるこの想いを表すには、
自分達で産んだ言葉、響きである必要がありました。

そうして決まったこのバンド名。
『inyou(イニュー)』、そう声に出してみると、
3人の心と体にすっと馴染んでいくのがわかりました。

オフィシャルウェブサイトのbiographyのページにも記載していますが、
『inyou(イニュー)』というバンド名に込めた想いを改めて紹介します。
産声をあげたばかりのこのバンド名が、
あなたや、私や、誰かの心に届いたら…と願っています。

inyou【i-njuː】

1. in-you
<貴方の中の~ 貴方の中に~ 貴方で~>
貴方の中の風景、景色
貴方の中の物語、歴史、軌跡
貴方の中の感情、うちに秘めた想い
貴方の中に響く、届く、伝わる
貴方の中で震える、動く
貴方の中の音楽

2. I-(a)n(d) –you
<私と貴方 I&YOU ≒ we>
今を生きる私と、過去を生きる貴方
静かに命を終えようとする私と、希望に満ちてこの世に生を受ける貴方
海を見つめる私と、空を見上げる貴方
灼熱の砂漠に生きる私と、凍える寒さの洞窟に生きる貴方
孤独に帰りを待つ私と、クラクションが鳴り響く、雑踏の中で生きる貴方
不幸な私と幸せな貴方
笑顔の私と泣き叫ぶ貴方
怒りに震える私と寂しさを募らせる貴方
私が伝えて貴方が受け取る、貴方から伝わり私が受け取る
私が貴方に響かせる、貴方が私に響かせる
私の音楽でもあり貴方の音楽でもある、また誰かの音楽でもある
私たちの音楽

3. 陰陽
<宇宙の全て、森羅万象を形づくる二つの対立する気>
陽がなければ陰はありえず、陰があるからこそ陽もありえる
全てはこのふたつから成り立ち、消滅し、
またこのふたつの調和により自然の秩序は保たれる

4. 隠喩
<メタファー 修辞技法のひとつ>
「~のようだ」などの言葉を用いず、
物事をよりイメージを喚起する他のものに置き換え表現をする

inyou(イニュー)

産声

今から13年前、2002年の夏に京都にてblackstarを結成しました。

結成当時、メンバーは皆10代で、このバンドが将来どんな音楽を奏で、どんなステージに立って、どんな作品を残していくのか、全く想像していませんでした。
何より今の今まで、当時と変わらず活動を続けているとは想像もしなかったと思います。
この13年間、音楽を通じて本当に素晴らしい経験、出会いがありました。
決して良い時だけではありませんでした。バンドにとって、そして個々にとっても苦しい時間があったのは事実です。
しかしそれ以上に素晴らしい体験をblackstarの活動を通じてさせてもらいました。

そして13年経った今、バンドの出す音、表現も結成当時とは少なからず変わってきました。
より3人のやりたい音楽が明確になり、これからの活動のビジョンも明確になってきました。

そこで2015年、バンド名を一新し、これからの活動を進めていくことを決意しました。
新しいバンド名は inyou(イニュー) です。

このバンド名に僕たちは、自分たちのやりたい音楽への想いを込めています。
言葉を持たない自分たちの音楽だからこそ、
言葉以上の想いを僕たちは楽曲に込めています。
そんな明確なバンドの志をバンド名に掲げ、今後の活動を行っていきたいと思います。

そしてinyouとしての活動のオープニングとして、5月9日にCDをリリースすることが決定しました。
rain falling to the sea at night / asea 2曲入りのCDです。どちらも胸が苦しくなるほどの想いを込めた楽曲です。
是非多くの皆様に聴いていただきたい作品に仕上がっています。
またCDをリリースしてからは、各地でのライブも予定しています。
こちらも詳細が決定し次第HPにてお知らせいたします。

桜が咲き始めるこの季節。
これからのinyouの活動を通してますます素晴らしい瞬間に巡り合えることを楽しみに胸を躍らせています。
これかも応援よろしくお願いします。

2015 3月    inyou   SA,ayako,aoi

inyou official HP www.inyous.net
inyou 1st CD ”rain falling to the sea at night / asea”

IFrame

inyou

アーティスト写真

前日は東京でも雪が降った、1月から2月に移り変わるこの週末。
私たちinyouはアーティスト写真の撮影を行っていた。
それぞれのベストショットが、一枚の写真になかなかおさまらず。
私のベストショットの写真はコレ。
俺のベストショットの写真はコレ。
見事にバラバラに。
それでも、想いのこもった一番力強い、納得の一枚をなんとかカメラにおさめることができた。
協力してくれた竹田くん、ありがとう。
アーティスト写真だけでなく、inyouでは、ホームページ、ロゴ、名刺…様々なものについて、
メンバー全員で細部にわたるまで何度も何度もディスカッションを重ねながら、ひとつひとつ作り上げていく。
どんな?どうして?どうやって?
意見をぶつけ合い、突き詰めていく。
作り上げたものは、全てに意味があり、全てがinyouの意思を表す。
出来上がったもの(表) には見えない、この地味で地道な作業(裏)によって、
私たちの中にしっかりと形作られるものがある。
どうありたいか。何がしたいか。
ぼんやりとしていた輪郭がしっかりと形になっていく。

aoi

review

今日は前回のライブの振返り会件、打ち上げ

あらためてとても心に残るライブでした。

ライブの前に何を考えて、何を考えて演奏したか、
うまくいったところは?次はどうする?
少し早いけど2014年はどうだった?2015はどうする?

そんな事を一度話しておくときっと次に繋がる、きっと次はもっと良くなる。
そう思っています。

でもってその後は思いっきり楽しみました。
フクロウのいるお店、とても素敵でした。

www.inyous.net

grandma

今日は一日オフ。

実家の近くのペンションで静かな時間を過ごした。

ノートとペンをもって、今自分が何を考えているか、
何に困っているか、何をしたくてそれをするにはどうしたら良いか。
そんな事をを書き出して行く。

ぼんやりしていると時間はあっという間に過ぎていく。
慌ただしい毎日の中で、本当に大切な物がなにかよくわからなくなってしまうから、
時々こうやって頭の中を整理する。

ここでも、ずっと祖母の事を考えていた。
僕が生まれた時から実家を離れるまで、祖母とはずっと一緒に住んでいた。
忙しく働く母親よりも祖母と過ごした時間のほうが圧倒的に多かった。
彼女は決して人の悪いところを口に出さず、人の良いところに目を当てる人だ。
そんな祖母の元には自然と人が集まり、小さな頃から僕の家にはいつも来客が絶えなかった。
彼女程、心が綺麗で、頭のいいおばあちゃんを僕は知らない。

実家に帰る旅に、気丈な笑顔を見せてくれる祖母を前に、
自分は後何回この人に会えるのだろう、自分はこの人の人生をどれだけ知っているのだろう、
この人からもっと話を聞けるのは数える程しかないのではないか、といつも思いながら実家を後にしている。

思いを残せるのは今しかないのでは無いかと。
そう思って実家のピアノに向かっている。

SA
www.inyous.net